Seasoned Traveler

季節の旅行者?いや、これは「旅慣れた人」という意味。 Seasonはもちろん、季節という意味だが、その他に、旬という意味や「慣れる」という意味もある。経験が豊かな、という使い方で seasoned traveler が、旅なれた人、旅のベテラン。

"10 travel tips from a seasoned traveler" は、「旅慣れた人が教える10この使えるヒント。」

"We have beautiful and comfortable rooms to delight even the most seasoned traveller." 「旅のベテランもうならせるきれいでくつろげる部屋が自慢です。」(Hotel Grand Central, Singapore ホームページ)

seasonには「味付けをする」という意味もある。seasoning は塩、コショウなどの「調味料」。

"Herbs are good seasoning for spinach." 「ハーブはほうれん草の調味料としていける。」


Hotelier


ホテリエと読む。今は、この観光英語、韓流ドラマで有名になってしまった。Hotel という単語の後ろに ier をつける。意味は、ホテルやホテルチェーンのオーナー、経営者。

こんな文章をUSA Today紙の旅行ページに見つけた。
The winner will be revealed at the Bellagio hotel in Las Vegas, where top travel agents, hoteliers and other hotel company representatives are gathered for Virtuoso's annual convention.
注目すべきは、hotel company representatives とは別の扱いで hotelier が記述されていることだ。
前者は、つまり、ホテルの「社員」。これに対して、hotelier はオーナー、経営者と区別されている。


ラクシュアリーツアーで知られるVirtuoso社の会議で、ベストホテル賞が発表されるらしい。発表会はラスベガスのべラジオで開催される。会場には、旅行会社、ホテル経営者、ホテル関係者などが集まる、という意味の文章だろう。


ちなみに、レストランオーナーには、restaurateur という単語もある。

Holiday maker

「旅行者」や「観光客」を英語に訳そうとすれば、自然とでてくるのが tourists であったり、visitors, travelers だ。 これらの単語は、一般的な、広い意味での「旅行者」を指す。旅行者の中でもレジャー目的の、いわゆる「観光客」、「観光旅行者」を指す言葉が、この"holiday maker" となる。Holiday はお休み、祝日、という意味でも使われるが、「観光」の意味もある。 ビジネスではなくて、レジャーで、プライベートで旅行しているのですか?、を尋ねるときよく聞くのが、 "Are you on holiday?" だ。 Holiday maker はそんなホリデイを自動詞的に「作る人」だ。つまり、観光客。

”Canaries News reports that the number of foreign holiday makers who visited the archipelago in September 2011 was a rise of 17.55 per cent compared to the same month last year."



Idyllic


これもあまりお目にかからない単語だ。アイディリック、と読む。意味は、牧歌的な、とかのんびりした、とか。日本では学校では教わらないし、受験勉強の単語帳にも出てこなかったのではないか。
ただ、英語の旅行広告とか旅行パンフでは時々みかける。

Enjoy an idyllic beachfront retreat.

をツアーの案内文に見つけた。retreat は隠れ家とか訳される言葉だから、「ビーチに面した静かな宿でゆったりとした時間を。」という感じか。

What was your most idyllic holiday? という質問投稿もあった。「これまでで一番のんびりできた旅行はどこだった?」



Price dripping

おそらくほとんどの人が初めてみる英語表現なのではないか。ドリップといえば、コーヒーだ。あるいは病院の点滴も同じ言葉を使う。しかし観光産業で、Price dripping となるとそれは「おとり価格表示」のようなものをさす。

最近のLCCの運賃表示についてこの表現が使われている。いついつまでに予約支払いをすませれば、激安運賃のいくら。しかし、これに座席指定料金、手荷物料金などを足していくとちっとも安くなくなってしまう。気がついてみると普通の航空会社(Premium carriersと呼んだりする。)の運賃とほとんど同じになる。

旅行商品の広告でもかつては、似たようなものがあった。出発日によって異なる旅行代金のうち、一番安いもの(こういうのはたいてい出発日が一日しか設定されていない)をでかでかと謳っていて消費者の目をひきつけた。これは、price dripping だった。

 It is a practice all low-cost airlines use, known as price dripping. (BBC Fast:track, April 9, 2011)







Destination Wedding

日本でも、結婚式や披露宴を海外で挙げるカップルは少なくない。ハワイやグアム、オーストラリアなどが海外ウェディングで人気がある。日本を抜け出しての挙式は、だいたい安上がりだし、そもそも膨大な数の人を招待する必要もなく、したがって、披露宴でのめんどうなしきたりや、長いスピーチもなくなる。
こんな簡便な結婚式、披露宴へのニーズは海外にもあるらしい。このように自国以外で式をあげることを "Destination Wedding" と呼ぶ。 Destinationは「旅行目的地」である。旅行目的地結婚式。ヨーロッパや北米では古くからあった挙式のあり方だそうであるが、最近はアジアで人気だそうだ。中国系の披露宴はとにかく規模が大きい。千人も招待する、ということは一般人でもめずらしくないらしい。結婚カップルの20%が海外で式をあげる。バリ島やタイが人気のDestination weddingのdestinationだそうだ。

Destination wedding is a good way to scale down your wedding plan!

催促の英語

今回は「催促」の表現について見てみたい。我々の業界でのコミュニケーションパターンは、まずサービス提供の依頼、そしてそれに対する応諾(もしくは拒否)からなっている。応諾後には、実際のサービス提供がある。しかし、それがなかなか行われない場合は、サービスの受け手は「催促」をしなければならない。

一番基本とも言えるシーン。レストランで,頼んだ料理がなかなか出てこない。「まだですか?」をどう言うか。いろいろな表現が考えられるが,例えばこのようなのはいかがだろうか。ウェイターにそばに来てもらって、

Excuse me. We are waiting for the fish. But it's taking some time.

「ちょっと時間がかかっているようですが」というニュアンスの、むしろ上品で落ち着いた催促といえる。もっとストレートな言うのなら,

 Excuse me. We ordered fish. But it hasn't come yet.

「まだ来てないんですが・・」 

また、こんなケースもよくある。例えば,食事の途中であるウェイターにオレンジジュースを持ってきてもらうよう頼んだ。しかし、それが時間が掛かっているようなので,今度はたまたまそばにいた別のウェイターに同じことを頼む。しかし、オレンジジュースがダブって二杯来てしまっては困る。

Excuse me. We asked one of your waiters to bring us orange juice. Can you check on that, because it's taking some time?

「すみません。ウェイターの一人にオレンジジュースを頼んだんですが。ちょっと時間がかかっているので、確認してもらえますか。」

We asked one of your waiters… で「ウェイターの一人に頼んであるのだが…」という感じになる。one of your waiters はここでは、はずせない表現だ。

ちなみに、ここにあるwaiterscabin crews(客室乗務員)に言いかえれば,そのまま機内でスチュワーデスとの会話に使える。例えばオレンジジュースはblanket(毛布)に替えたってかまわない。

Can you check on that? は、「ちょっとこの件を調べてもらえますか」で、このシーンに限らずきわめて重宝する。覚えておくと便利だ。

さて、次のプッシュケース。最近ではさすがに少なくなったが,ダイヤル直通の国際電話などがかけられずにホテルのオペレーターを経由しなければならない場合がある。オペレーターにまず電話して、例えばフランクフルトの何番に国際電話をかけたい,という。するとたいてい、つながったら電話をこちらからかけるから、いったん電話を切って待て、と言われる。待つのはよいのだが,これがいつも長い。

Hello? My name is Tanaka in room 303. I asked for an international call to Frankfurt a while ago, and I was told to hang up and wait. But you haven't called me back yet. Is it going to take longer?

「もしもし。ちょっと前にフランクフルトへの国際電話を申し込んだのですが、それから電話を記って待つように言われました。まだ返事がないのですが、もっと長くかかるのですか。」

最後のセンテンス、Is it going to take longer?、「もっと長くかかるのですか」と訳されるが、「あとどのくらいかかりますか」と事実上同じ効果をもつ。

ちなみに、上記のパターンはホテルでの電話を使った依頼の他のケースでもほとんど同じに使える。例えばルームサービスのプッシュ。

Hello? I ordered a room service a while ago. But it hasn't come yet. Is it going to take longer?

「もしもし。ちょっと前にルームサービスを頼んだのですが、まだ来ません。まだまだかかるのですか。」

センテンスの最後に、I am getting hungry. とか、お客様の代わりに電話をしているのだったら、My client is getting very hungry. (私のお客様は、かなりお腹が空いてきていますよ。)等と軽くユーモラスな表現を付け加えるのもよいかも知れない。

さて、フロントなどで呼んでもらったタクシーがなかなか来ないケース。ご経験のある方も多いのではないだろうか。(しかしこれはプッシュしても残念ながら、蕎麦屋の出前になる場合が多いようだが。)ここでThe cab doesn’t come!と言えばもちろん通じるだろう。しかし、会話としてはやや稚拙であり、あまりビジネス的ではない。

I am still waiting for the cab you called for me. Can you call them again and check what's happening?

「呼んでいただいたタクシーをまだ待っております。もう一度電話をかけてどうなっているか確認してもらえませんか。」

先ほどの、can you check on that?と似たような形でcheck what’s happening?を使う。「どうなってるかチェックしてください。」という感じだ。