観光英語の教室へようこそ。このページでは、観光業界の様々なビジネスシーンで使われる英語をいろいろな角度から紹介していく。どうかごひいきに願いたい。さて、いうまでもなく現代の国際社会、学校をでてからも英語との付き合いは続く。しかし、社会に出てからの英語は学生時代の英語と少し観点が違う。そこで今回はビジネス英語に対する心構えを紹介しよう。
2. Are you free ( ) Friday morning? (金曜日の午前中は空いてますか)
次は2番。やや悩まされる問題だ。in the morningとよく言うのでinか、それともon Fridayと言うからonか。いやむしろこの文の場合、何もいれないのが正解か。多分onが正解に近いと思うが、実際は前置詞なしのケースもけっこう耳にする。
学校で習ってきた英語と、社会にでてからの英語との基本的な違いは、社会での英語はそれが仕事をするための道具であるということだ。学校では、先生の話をよく聞き、テキストを読んで理解して、テストで合格点をとることがいわば目的だった。しかし、社会に出てからの英語、つまりビジネス英語では、目的達成のために意志を伝達することがゴールだ。例えば、自社の商品を売り込むためのアポイントを金曜日の午前中にとることが目的である。正しい英語かどうかは最重要ではない。(ただし、書く英語の場合は同等程度に重要ではある。)英語が母語でないアジア諸国の私たちの同業者たちの話す英語を聞いていると特にそう思う。彼らが話す英語には随所に間違いがある。しかしそれらを気にしている様子は全くない。とにかくしゃべりまくる。あまり人のことは言えないが、発音もひどい。しかししゃべることによって自分の言いたいことを相手に伝えている。国際ビジネス社会では、一旦放たれた英語を理解するのは、全面的に聞き手の責任であるかのようだ。
日本語はとかく難しい表現を好む。日本語では難しい単語を使った文章が良い文章とされる風潮があるからだ。国民性だろうか。しかし英語は反対だ。間違いなくやさしい英語が良い英語である。日英の電子メール文面を比べると面白い。日本人が書くメールはやたら固い。親しい仲同士のやりとりでも会話では使わないような文語的表現が使われる。それに対して英語はほんとうにしゃべるように書かれることが多い。Easy English is good English.。簡単な英語が良い英語なのだから、ビジネス英語とは我々にとってなんとありがたいことか。
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